NHK連続ドラマ『エール』で喫茶バンブー梶取恵(中里里依紗)が音(二階堂ふみ)のために蜂蜜生姜紅茶を入れてくれていた。蜂蜜は喉のためだろうか、生姜は元気をつけるためか。
それともダイエットした方が良いよのアドバイスか。音ちゃん最近ふっくら気味。
生姜紅茶に蜂蜜を入れると、ほんと美味しく飲める。
しかも生姜紅茶には10の効能があるんです。
■蜂蜜生姜紅茶10の効能
①ダイエット効果がある
生姜に含まれるショウガオールという成分は、血行促進作用や発汗作用、身体を温める作用があります。
もうひとつの辛み成分であるジンゲロール(ジンゲロン)には、血管の拡張作用や代謝促進、脂肪燃焼効果があります。
この2つの成分だけでも、十分にダイエット効果が期待できます。
また、生姜紅茶には紅茶に含まれているカフェインも入っています。
カフェインは、リパーゼの働きを促すので、体内の脂肪を燃焼しやすくする作用があります。
運動前や食事前、食事中などに飲むことで、体内に脂肪がたまるのを防ぐことができます。
さらに、脂肪が体内に吸収されるのを抑制する働きももっているので、ダイエット中におすすめの飲み物です。
また、お茶などに含まれているタンニンには、体内に取り込まれた脂肪を分解させずに、体外へ押し流す働きもあり、脂肪吸収を抑制する効果もあります。
カフェインとタンニン、そして生姜のパワーで、ダイエット効果が期待できる飲み物です。
②身体を温める効果
生姜紅茶には、ジンゲロールとショウガオールという生姜特有の成分が含まれています。
これらには、血行促進や発汗効果、血流をよくする効果などがあるので、飲んだ後に自然と身体が温まっていくのです。
現代人は、筋肉量が低下してきているため、低体温の人が増え、冷え性は女性だけでなく、たくさんの人が抱えている悩みのひとつとなっています。
夏であってもエアコンが効いている部屋で仕事をしているだけで辛く感じることもあります。
身体の芯から温まるためにも、上着などで調節する以外に、生姜紅茶を取り入れてみてはどうでしょうか。
③免疫力が上がる
体温が上がると免疫力がアップすることも研究で分かってきています。
体温が上がることで、血流もアップし、血液中に含まれている白血球が、身体の中をどんどん駆け巡るようになります。
そうすることで、身体の中の異物を退治し、ウイルスや細菌に負けない強い身体を作ってくれます。
体温を上げるためには生姜紅茶を飲み、さらに1日30分歩くなど、さまざまな方法を活用して生活してみるとよいでしょう。
④食欲増進で夏バテ解消&予防
生姜の成分であるシネオールは、食欲増進の働きを持っています。
夏場など食欲がない時期に、料理に利用することで、食べられるようになるという場合もあります。
夏などちょっと食欲がないな、疲れてきたなというときに、生姜紅茶を飲んでみてください。
⑤利尿作用とむくみ予防
生姜紅茶に含まれているカフェインには利尿作用があります。
また、生姜に含まれている辛み成分により血行が促進されて、代謝がよくなり利尿作用をよくしてくれます。
トイレが近くなってしまうので避けてしまいがちかもしれませんが、実は利尿作用には体にたまっている老廃物も外に出してくれる作用があるのです。
手足先の血流もよくしてくれて、利尿作用により余計な水分や老廃物を体外に排出するので、むくみ予防効果が期待できます。
さらに、生姜紅茶に含まれているタンニンは新陳代謝をよくする働きがあり、こちらも老廃物を身体の外に出す働きがあります。
⑥下痢の緩和や改善効果がある
タンニンには収れん作用があり、腸にも効果があります。
タンニンは、腸の粘膜の痙攣を抑える作用があります。
そのため、ゆるい便が硬くなり下痢の緩和に繋がります。
個人差はありますが、よく下痢になる方はタンニンが含まれている緑茶や紅茶などを一緒に飲むことで、改善されることがあります。
⑦便秘の解消にも効果的
生姜には、食物繊維が含まれており、便秘で悩んでいる方のサポートをしてくれます。
腸内環境を整えてくれるので、便秘予防にもなります。
また、カフェインは腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)を促進させる働きももっています。
人間は胃に物が入ると、大腸の蠕動運動が働き、便が徐々に肛門に送られていきます。
しかし、便秘気味の際には蠕動運動が活発に行われていない場合もあるので、カフェインを摂取することで便の排出を助けることができるのです。
⑧ノロウイルスの予防
静岡環境衛生科学研究所が発表した研究で、紅茶に含まれているテアフラビンに、ノロウイルスを撃退する働きがあることが発見されました。
動物実験では、感染力を1000分の1に減らすことができ、その効果は立証されています。
食中や食後に飲むことで、ウイルスをやつけることもできるので、食事にもかかせない飲み物です。
⑨インフルエンザの感染を抑える力をもつ
インフルエンザの流行時期に「紅茶うがい」という言葉がはやりましたね。
紅茶は、インフルエンザウイルスの活動や増殖を抑える働きをもっていることが発見されました。
これは、紅茶に含まれているテアフラビンの働きによって抑えています。
インフルエンザA型もB型も関係なく、多くのウイルスに有効に作用するというすごい力をもっています。
インフルエンザにかかってから症状を緩和するのではなく、増殖を抑える働きがあります。
そのため、周りへの感染を抑える効果や、自分が感染しない効果を発揮します。
インフルエンザの予防として「紅茶でうがいをしましょう。」とメディアでも多く取り上げられていました。
⑩虫歯や口臭の予防となる
生姜紅茶には渋み成分であるタンニンが含まれています。
虫歯は、ミュースタンス菌が歯にくっつき酸を作り、歯の表面のエナメル質を溶かしてできます。
タンニンには、このミュータンス菌の増殖を抑える働きがあります。
唾液などがとどまる夜の間に、ミュースタンス菌は増殖し、乾燥した口内でも増えていきます。
増殖を抑えることで、虫歯や菌からでる口臭の予防ができるのです。
食後や口の乾燥を感じたときなどに、タンニンを含む紅茶やお茶などを飲むことで効果が期待できます。
蜂蜜生姜紅茶にはこんなに効能があるんですね。驚きです。コロナウィルスのこんな時期だからこそ蜂蜜生姜紅茶を飲んで、みんなで免疫力をアップしたいものです。